ゲーム&ウオッチのヒットがファミコン開発の礎になったことはとても有名な話ですね。日本ではファミコン発売後には人気が沈静化し、1985年発売の『ブラックジャック』が最後のタイトルになりましたが、海外では1991年までシリーズが続いていました。そのため、海外版しか存在しないタイトルが10作以上存在します。
今回、東京都港区のお客様からお譲りいただいた『ゼルダ』も海外でのみ発売されたもので、上下2画面の「マルチスクリーン」タイプの最後のタイトルです。
どういう経緯かは不明ですが、国内でチェーン展開しているゲームショップやおもちゃ屋でも一時期売られていたことがあったので、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
発売されたのは1989年と、30年以上前のものなのに保管状態がとてもよく、まるでつい最近の新製品のようなコンディションでした。
紙の箱は保管中にスレやツブレなどができやすく、また、退色なども起こります。高温多湿な日本ではカビがつくこともありますが、そういったダメージはいっさい見当たりません。極端な話、新品で買ったときから軽度のダメージがあってもしかたがないものなのに、長期間このコンディションを維持できたのは奇跡的といっても過言ではないでしょう。
説明書もパッケージ同様の美品。ページをとめるホチキスもピカピカで、サビどころか曇りもありません。温度や湿度などがちょうどよい環境でとっておかれたのでしょうね。
発泡スチロールも経年劣化を感じさせません。
本体カバーの保護シールもはがされずに残っていました。若干のスレが見られますが、本体のプレートにかかわるほどのものではなく、これはダメージとしてカウントするものではないでしょう。
ゲーム画面は軽度のビネガーシンドロームを起こしていました。これは液晶表示に使われているフィルムが経年で変質して発生するものですが、このくらいなら新品同様に修復が可能なレベルです(BEEPの修理班による実例がこのブログでもいくつか紹介されていますので、ご興味のある方はチェックしてみてください)。
分解したり、液晶接合のフラットケーブルを傷つけないように…という注意書きは別紙になっています(どうして説明書にまとめてないんでしょうね…?)。電池カバーのためのステッカーは子どもの誤飲防止のために貼るものだそうですが、これくらいのもので実効力があったのかはちょっと疑問ですよね。
BEEPでは幅広くゲームを取り扱っており、日本国内で発売されたものだけでなく、海外で発売されたゲームや周辺機器も買い取りいたしております。
出張買取および宅配買取に関する費用はいっさいかかりません。お見積りも無料です。
汚れていたり、動かなくなったものでも大丈夫!
お気軽にご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします。