MSXは、アスキー創設の主要人物でもある西和彦氏によって提唱された統一規格のパソコンシリーズです。ビジネスユースではなく、ホビーユースの安価なマシンとしてスタートしたこともあって、日本だけでなく、世界でも普及し、今でも根強い支持者がいます。世界有数の実業家であるイーロン・マスク氏も少年時代にMSXでプログラムを組んでいたことはよく知られていますね。今回はそのMSXがハードとしてより発展を遂げたMSX2+の本体とゲームソフトをまとめて大阪府門真市のお客様よりお譲りいただきました。
MSX2+はハードウェアの規格だけでみるならVDP(Video Display Processor)の変更のみで、MSX2のグラフィック機能の若干の強化にとどまっています。ただ、メーカーはさらなる付加価値をつけて本体の販売を展開していきました。パナソニックから発売されたこの「FS-A1WX」はFM音源(YM2413)を搭載し、ワープロソフトを内蔵していました。MSX2+の中では一番人気の高い機種です。
日本ファルコムのアクションRPGとして高い人気を誇っていたソーサリアンは1987年にPC-88シリーズからスタートし、その後PC-98シリーズやX1などへ展開、家庭用ゲーム機のメガドライブ版もリリースされました。当時の現役ハードだったMSXでの発売も期待されていたものの、なかなか実現しなかったため、1991年8月にTAKERU(ブラザー工業)の発売が決定したときは、かなりのユーザーが歓喜したと思います。開発はティールハイトが担当し、通常のPSG音源だけでなく、FM音源にも対応しているため、サウンド面でリッチなのがうれしいところ。
パナソニックが発売した操縦桿タイプのジョイスティック「ジョイハンドル」にセットされていた付属ソフトです。
コナミの『F1スピリット』をベースにしており(イラストもそのままですしね…)、ゲーム中では飛行機のような車体が追加されているのが特徴です。ただ、この車体を選ぶと移動速度があまりに速すぎてゲームにならないという…(苦笑)。
ファミコンで発売され、その後の日本のRPGに大きな影響をあたえた『ドラゴンクエスト』は、発売元がエニックスで開発がチュンソフトと両者ともにパソコンゲームからスタートしただったこともあり、MSX版もリリースされています。どちらもファミコン版と大きな差はないのですが、『ドラゴンクエストII』では「あぶないみずぎ」専用のグラフィックが用意されていたり(MSX版のみでMSX2版にはなし)、細かいところで移植担当者のアレンジが入っています。ちなみに、『ドラゴンクエスト』はファミコン版の復活の呪文がそのまま使えます。
コナミの人気シューティング『グラディウス』はMSXで独自のシリーズ展開をしていました。本作はタイトルからもわかるようにアーケードの『グラディウスII ゴーファーの野望』をベースにつくられたもので、MSXでのシリーズ最終作でもあります。MSXとMSX2の両方に対応しているため、MSX2で起動するとグラフィックが若干変化するのは手が込んでいてうれしいですね。
超時空要塞マクロス カウントダウン
『機動戦士ガンダム』のヒット以降、多くのSF・ロボットアニメが作られました中でも『超時空要塞マクロス』は特に支持の多いタイトルですね。河森正治氏のメカニックや美樹本晴彦氏のキャラクターは今なお輝いています。本作は劇場用アニメとして制作された『~ 愛・おぼえていますか』をベースにしたサイドビューのシューティングゲームです。『マクロス』のゲーム化については原作の著作権を持つビックウエストがゲームメーカーに声をかけていたそうなのですが、その期待にじゅうぶん応じた戦略性の高いゲームになっています。
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