【宅配買取】MSXファンによる月刊ディスクマガジン「NV」を2000年6月号から2007年3月号まで山形県米沢市より買取いたしました。

NVの集合写真です

ユーザー同士のコミュニティがあるのもレトロPCの楽しみのひとつですが、MSXはそうした魅力が強いと感じるマシンです。
その中でひときわ異彩を放っていたのが同人のディスクマガジン「NV」で、当時のMSXユーザーにはかなり知られていたと思います。

もともとは1989年に同人サークル「Syntax」の会報的なディスクからスタートしたもので、1996年からは月刊化、読者投稿によるプログラムや情報などが収録されたフロッピーディスクに小冊子が付属するスタイルのディスクマガジンとして、2007年3月まで発行されていました。MSXの専門誌である「MSX・FAN」の休刊が1995年8月号ですから、一般的には市場が終わってから本格的な活動をしていたことになります。月刊という体制で長期間続けるのは趣味の世界とはいえ並大抵のことではなく、このようなエネルギーが現在のMSXに関連するプロジェクト(MSX0やMSX3など)を支えているのではないでしょうか。

NVのディスクと冊子です

今回、山形県米沢市のお客様からお譲りいただいたのは2000年6月号から実質的な最終号の2007年3月号までの一式で、5年以上も購読を続ける熱意は相当なものだと驚きました。

2000年のNVです

投稿ゲームだけでなく、MSX-BASICの解説やFDDベルトの交換ガイドなど、ソフトやハード面でのケアも意識した内容。また、供給メディアはフロッピーだけでなくCD-ROMでも展開。Windows PCで使えるMSXエミュレータが普及していたこともあり、実機以外にも対応していました。

2005年のNVです

MSX関連のイベントや出版物に関する情報の網羅性も高く、もちろんワンチップMSXの特集もあります。「NV」の発行サークル「Syntax」の拠点は北海道だったのですが、インターネットをうまく利用していたのがわかりますね。

CD版NVです

過去に刊行した「NV」を年ごとにCD-ROMにまとめた総集編などもリリースしていました。バックナンバー対応なども含めたサポート体制が整っており、一般企業でもここまでやるのはなかなか難しいレベルです。

NVの声明文です

 

…とはいえ、長く活動を続けていると問題もあったようです。購読代金の未払いといった金銭的なことや、投稿数の減少など、さまざまな事情が組み合わさり、2007年で事実上の活動休止になります(その後も何度か復活のアナウンスはあったものの、実現しませんでした)。
しかし、先にも書いたとおり、MSXに対するユーザーの想いは完全には消えさったわけではなく、新しく立ち上がるプロジェクトは支持を集めています。

ちなみに、「Syntax」の代表である「imahi」こと今村秀樹氏は現在、北海道のゲーム専門店「ゲームショップ1983」を運営されています。今なおアツい人です…!!

 

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