1996年にリリースされたADKの『ティンクルスタースプライツ』（ネオジオROM版の一般販売は1997年1月31日）。
ADKといえばその前身はアルファ電子工業で、『マジシャンロード』『ニンジャコマンドー』『ワールドヒーローズ』といった、“濃い”キャラクターが特徴的だったため、本作の魔法少女アニメのようなかわいらしいビジュアルはかなり意外でした。
ゲーム内容も対戦シューティングという、これまでに類を見ないもの。コンパイルの『ぷよぷよ』やコナミの『対戦ぱずるだま』のような対戦パズルをシューティングゲームに落とし込んだスタイルはゲーマーには高く評価されています。
当時は対戦格闘ゲームの人気が絶頂だったこともあり、大ヒット作にはならず、その後に移植されたセガサターン版やドリームキャスト版もプレミア化しているほど。
そして、やはり圧倒的に流通量が限られているネオジオROM版はオリジナルということもあり、指折りの高額ソフトになっています。
今回、岩手県一関市のお客様よりお譲りいただいたものは箱・説明書もそろっており、コレクターにも納得できるコンディションのものでした。
ファミコンやメガドラのプレミアソフトと同様に、ネオジオのROMにも海賊版が存在します。判別方法の詳細については説明しませんが（こういった解説を参考に、より判別のしづらい海賊版が登場するため）、こちらはきちんと正規品であることを確認しています。
ジャケットのヤケや退色、イタミはほぼありません。白を基調にしたデザインのものは経年変化で茶色くなりやすいため、保管していた場所にも気をつかっていたのでしょう。パッケージ（ハードケース）も良好な状態です。
当然ながら、説明書も海賊品ではなく、オリジナルのものです。パッケージやROMカートリッジの保管状態からもわかるように、折れやシミ、ヤブレなどはありません。
発売から四半世紀以上の時間が経過していることもあり、状態のいいものはなかなか見かけることがなくなりました。
こうした貴重なアイテムは大切に使っていただける方に引き継ぐことができればよいナ……と思っています。
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