【出張買取】マニアには「光速船」として知られるGCE社の「Vectrex」を神奈川県川崎市より買取いたしました

Vectrex本体の写真です

1982年11月にアメリカのGeneral Consumer Electronics(GCE)社が発売した「Vectrex」。ベクタースキャン方式のモニターを搭載した唯一の家庭用ゲーム機です。1983年7月にバンダイが「光速船」と商品名を変更して日本国内にも展開しましたが、非常に高価だったこともあり(当時の価格は54,800円)あまり売れずに市場から姿を消していきました。ただ、ベクタースキャンのゲームが遊べるマシンとして、マニアにはかなり注目されていたため、その存在感や知名度は抜群に高く、現在よりもレトロゲームが注目されていなかった1990年代からかなりのプレミア品でした。今回、神奈川県川崎市のお客様からお譲りいただいたのは海外で販売されていたほうの「Vectrex」です。本体の仕様やゲームプログラムに変わりはありませんし、市場相場も「光速船」よりは手にしやすい価格帯なので、遊んで楽しみたい人にはこちらのほうがオススメですね。

vectrexのモニターです

ゲーム機というよりは、携帯型テレビのような風情の本体です。ベクタースキャン方式のモニターはテレビのラスタースキャン方式の映像は出力できないため、ほかのゲーム機を接続して遊ぶことはできません(逆に、この「Vectrex」のゲーム映像をほかのテレビで出力することも不可能)。モニターサイズは9インチで、縦置き仕様なのはアーケードゲームを意識したスタイルです。

Vectrexのコントロールポートです

本体下部にはコントローラーが収納されており、電源スイッチ(兼ボリューム)やリセットボタンもまとまっています。コントローラーの端子は2つありもう1台コントローラーを接続できるのですが、これを活用したものは特にありません…(苦笑)。

vectrexのコントローラーです

コントローラーはジョイスティック+4ボタン仕様。スタートボタンやセレクトボタンはありません。ジョイスティックはアナログ入力方式になっていて、最近のゲームコントローラーに近い操作感があります。

VECTREXのゲーム画面その1です

本体には『Mine Storm』というゲームが1本内蔵されています。ゲームカートリッジを使わずに電源を入れると自動的にこの『Mine Storm』がスタートします。モニターは白黒の画面で、点と線でゲーム画面が構成されているのがベクタースキャンのゲームの特徴です。きれいな直線(ギザギザした感じがない)やなめらかな拡大・縮小表示など、未来感のあるコンピュータグラフィックといった趣があります。

VECTREXのゲーム画面その2です

白黒モニターだけでは素っ気ないゲーム画面を魅力的にしてくれるのが、オーバーレイと呼ばれる色付きの透明プラスチックシートです。これをモニターの前に差し込むことで、疑似カラー画面を楽しむことができます(白黒のインベーダーゲームやブロックくずしゲームの画面にカラーセロハンを貼っていたのと同じですね)。ゲームごとに異なるオーバーレイが用意されており、それぞれの世界観を演出してくれます。

VECTREX本体の背面です

本体の背面(左上)にはモニターの輝度調整ツマミがついています。小型とはいえ、ブラウン管モニターなので、こうした調整が行いやすいのは助かりますね。

vectrexのグッズ案内です

これは付属の説明書に挟まれていた関連グッズの販売案内。キャリングケースやホコリ防護カバーなども販売していたようです。

 

BEEPでは年代を問わず、あらゆるゲーム機本体、ゲームソフトを買い取りいたしております。海外だけで流通していたレアなマシンでも専門知識の豊富なスタッフが納得できる査定をお約束します。

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