PCエンジンは、セガマークIII、ファミリーコンピュータと競合する時期の1987年10月30日に登場しながらも、その後の世代のスーパーファミコンやメガドライブともライバル関係を築きました。CD-ROM2などのハードウェア拡張(ゲーム機としては世界初のCD-ROMドライブ搭載)もおこない、1996年6月に最後の一般販売ソフト『デッド・オブ・ザ・ブレイン 1&2』が出るまで、およそ9年も現役をつとめるという、かなりすごいことをやってのけたゲーム機です。
今回、栃木県日光市のお客様からはPCエンジンを代表するHuカード、スーパーCD-ROM2ソフトの数々をお譲りいただきました。
最初の集合写真に入れ忘れたソフトたちです…(苦笑)。PCエンジン本体と同時発売となるはずだった(実際には約1か月発売が遅れてしまった)『THE 功夫』やCD-ROM2のローンチタイトル『ファイティングストリート』だけでなく『スーパーダライアス』『スナッチャー』『天蓋魔境II』など、かなり熱心に遊ばれていたのがわかるラインナップです。
『スプラッターハウス』『ワルキューレの伝説』
ナムコはPCエンジン初期からかなり積極的な展開をしていました。当時ちょうどファミコンのライセンスに関して任天堂との関係がこじれていたことも一因としてあるでしょうが、ハード性能でもPCエンジンの能力が高かったこともあり、アーケードゲームの移植がよくリリースされました。『源平討魔伝』『ワンダーモモ』などナムコの人気タイトルが集中した時期にはPCエンジンの購入を決めたゲーマーも少なくないでしょう。
『スーパースターソルジャー』『ファイナルソルジャー』
1985年から開催されていたハドソンの「夏の全国キャラバン」はソフトのラインナップがPCエンジン中心になっても継続されました。PCエンジンソフトでの初開催では野球ゲームの『パワーリーグ』でしたが、やはりファミコン時代の『スターソルジャー』のインパクトは大きかったようで、以降はシューティングがキャラバン公認ソフトになっていきます。公認ソフトのシューティングはこのほかの『ガンヘッド』『ソルジャーブレイド』も人気が高く、プレミア化が進んでいます。
『PC原人』『PC原人2』『PC電人』『CD電人』
『PC原人』は「月刊PCエンジン」に連載していた4コママンガを原作にしたアクションゲームです。かわいらしいキャラクターとコミカルなアクションが軽快で楽しく、じつはPCエンジンソフトのなかではトップセールスを誇っていたりします。PCエンジンだけでも続編の『PC原人2』や派生タイトル『~電人』シリーズが出ていますが、なんとファミコンにも『FC原人』としてアレンジ移植するというアグレッシブな展開をしています。
ときめきメモリアル
恋愛ゲームあるいは恋愛シミュレーションというゲームジャンルを確立したといってもいい傑作ソフトですね。当時のコナミはアーケードゲームも家庭用ゲームも大きなヒット作がなく、わりと低迷していた時期で、この『ときメモ』がなければ後の『BEATMANIA』や『メタルギアソリッド』といったタイトルも世に出なかったんじゃないでしょうか。※個人の感想です
アーケードの『ボンバーガール』『麻雀ファイトガール』でのゲスト出演や2024年での30周年に向けてX(旧Twitter)で公式アカウントが登場するなど、現在でも根強い支持がありますね。
R・TYPE コンプリートCD
Huカードでリリースされていた『R・TYPE I』『R・TYPE II』をセットにしたものです。もともとアーケードの全ステージを分割収録したものだったので、ひとつのソフトでまとめて遊べるのはうれしい変化といえます。ただ、CD-ROMの大容量を活用しようとBGMがアレンジされたことやビジュアルシーンが追加されたことについては賛否両論です。インパクトのある1面ボス「ドプケラドプス」がしゃべるというのはかなり思い切ったアレンジで、ほかの移植にはないものなので、ファンならチェックしてほしいところ。
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