シャープといえば、ファミコン以前の光線銃シリーズやゲーム&ウオッチのころから任天堂と縁があり、最近でもDSへの液晶供給やSwitchの組み立て請け負いなど親密な関係が続いています。ファミコンブームのときにはファミコン内臓テレビ「C1」やツインファミコンといった独自のハードを展開していた流れで、スーパーファミコンの発売後まもなくリリースしたのがこの「SF1」です。埼玉県羽生市のお客様からBEEP本社にお持ち込みいただきました。
スーパーファミコン内臓テレビとはいっても、現在のデジタル放送前の機器であるため、このままテレビとして使うことはできません。ただ、液晶テレビでは画面の質感が変わってしまうため、ブラウン管テレビでプレイしたいという方も多くいます。スーパーファミコンを内蔵しており、配線しなくて済むというお手軽さもあって、人気の高いアイテムです。
画面上部にカセット差し込み口があり、ここにカセットを入れて、左側の赤いスイッチをオンにすればゲームが立ち上がります。内部ではスーパーファミコンがS端子接続されており、当時主流だったコンポジット接続の映像よりも鮮やかな画面でゲームが楽しめるのが特徴です。ただ、ファミコンテレビの「C1」ではRGB接続でより鮮明な表示だったので、こだわり派のゲーマーには納得がいかない部分かもしれませんね。
スーパーファミコンのコントローラーはテレビ画面左下にある端子に接続します。コントローラー自体はスーパーファミコン付属のものと変わりません(ただ、この21インチモデルのものはケーブルが長いです)。中央にあるテレビのチャンネルや音声調整部は本来カバーがついているのですが、外れやすく、きちんと残っている個体は意外に少ないです。
スピーカーは画面の左側に単発で搭載されています。当然、音声出力はモノラルです。
拡張端子や音声・映像出力端子はヘッド部の裏側に収納されています(普段はスライドで隠されています)。音声・映像は分配式になっているため、SF1と同時にもうひとつのテレビにゲーム画面を映すといったこともできます。
本体裏側の製品ラベルには型番が「21G-SF1」と記載されており、これが21インチモデルであることを示しています。SF1にはもう1種、14インチモデルの「14G-SF1」もあり、こちらもコンパクトで取り回しのよさで人気があります。
ブラウン管テレビなので、状況によっては映像のピント調整が必要になることもあります。
調整部のホールに「ホーカス」と書かれているのが時代を感じますね(笑)。
余談ですが、ゲームボーイの店頭デモンストレーション機である「ビッグボーイ」に使用されているのもシャープ製のテレビでしたね。ディスクシステムのソフト書き換え機「ディスクライターに搭載していたテレビがどこのメーカーのものだったのか、どなたかご存じでしたら教えてください…(笑)。
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