2023年9月某日。
「倉庫にパソコンのゲームソフトが何百本かありまして…。MSXやPC-8801といったもので、お店で仕入れてたものなんですけど」
90年代半ばごろまでパソコンショップを営んでいたという方から電話で相談を受け、BEEPの買取班はどよめきました。
まだそんなデッドストックが眠っているところがあるなんて!
すぐに出張の準備を整え、大阪府の岸和田市に向かい、お預かりしたPCソフトはおよそ900本!!
査定にも細心の注意をはらい、この度、円満にお譲りいただくことになりました。
かなりの物量があるため、細かく紹介をすることはできませんが、軽くピックアップしたものをいくつかまとめて紹介いたします。
『スナッチャー』『R-TYPE』『ザナック』『スペースマンボウ』『イースII』『ハイドライド』『ガルケーブ』『ドラゴンスレイヤーIV』
言わずと知れたMSXの名作群がそろってますね。『ガルケーブ』はレアソフトなのに未使用の状態で、しかもかなりの美品というのは今後出てくることはないんじゃないでしょうか。
もちろん、ほかのタイトルだって同様だと思いますが(笑)。
『サラダの国のトマト姫』『ザ・リターン・オブ・イシター』『ファイナルゾーン』『沙羅曼蛇』『フォーメーションZ』『めぞん一刻』『ダンジョンマスター』『聖拳アチョー』
アスキーから発売された『ダンジョンマスター』と『聖拳アチョー』は末弥純氏がパッケージイラストを手がけています。『ダンジョンマスター』のほうは誰がみてもすぐにわかる雰囲気ですが、『聖拳アチョー』はちょっとわからないですよね(笑)。ちょっと気の抜けたタイトルと重厚なイラストのギャップがすごい!
『サイキックウォー』『クリス 愛の旅立ち』『マリオブラザーズ スペシャル』『リバイバー』『アニマルランド殺人事件』『ぺんぎんくんWARS2』『アイスクライマー』『エッガーランドミステリー』
過去の記事でも紹介したことのある『クリス愛の旅立ち』をほぼ完璧な状態で再度目の当たりにしたのは、もはや事件といっていいレベル。
アルシスソフトウェアの『リバイバー』はいわゆる“異世界転生もの”ですね。1987年のタイトルなので、ずいぶん時代を先取ったなぁ、と。
『エイリアン エイト』『ザ・キャッスル』『トリトーン』『アレスタ2』『ばってんタヌキの大冒険』『テグザー』『ウィザードリィ ダイヤモンドの騎士』『トップルジップ』
『アレスタ2』や『トップルジップ』といった、オマケがついているものはもし自分が入手できたとしたら、開けるべきか、そのまま保管するか、しばらく悩む気がします(笑)。
『オホーツクに消ゆ』『りっくとみっくの大冒険』『デゼニワールド』『忍者』『キャッスルエクセレント』『ゼビウス ファードラウト伝説』『トンネルズ&トロールズ』『リザード』
パッケージに金剛力士像をあしらった『忍者』は、ジャケ買い派にはたまらないものがあります。
日本じゃちょっとマイナーな感のある『T&T』もしっかり移植されているのは当時のパソコンユーザーのマニアックさを物語っていますね。
『ロボクラッシュ』『波動の標的』『めぞん一刻 完結編』『マーダークラブ』『スカーレット7』『超戦士ザイダー 大惑星ユング』『アメリカントラック』『ホワッツ・マイケル?』
コスモスコンピューターの『超戦士ザイダー 大惑星ユング』シリーズ第2弾。これ以降、続編は出ませんでしたが…。
ソフトスタジオWINGの『波動の標的』は、マイナーながらも知る人ぞ知るアドベンチャーゲームの佳作です。
『ザ・ブラックオニキスII』『コナン』『アンジェラス』『倉庫番2』『サンダーフォース』『ミステリーハウス』『ストーム』『Ryu』『夢幻戦士ヴァリス』
シンキングラビットのヒット作『倉庫番2』はパッケージが立方体になっていて、ゲームの世界観を意識しているのがいいですね。パッケージングがわりと自由なイメージのあるパソコンソフトですが、これはかなり思い切ったんじゃないでしょうか。
『フォーメーションZ』『ドラゴンバスター』『アイドロン』『ヘルツォーク』『シティ・コネクション』『ぐっちゃんバンク』『ストレンジ・ループ』『ウォーロイド』
『フォーメーションZ』は先の写真にもありますね…(笑)。お店のストックだったこともあり、タイトルによっては何本か重複しているものもありました。
『スコープオン』『ブレークアウト』『パスボール』『キャンドゥーニンジャ』『チャンピオンバルダーダッシュ』『ブルースリー』『ギャングマスター』
アスキーのROM PACKシリーズもいろいろと。COMPAQのソフトもパッケージがコンパクトで、コレクションが増えても部屋のスペースを圧迫しないのがいいですよね。
『ナイトライフ』『慶子ちゃんの秘密』『早川愛美のスネークキャンプ』『団地妻の誘惑』
黒を基調としたデザインのパッケージが目をひく『ナイトライフ』『団地妻の誘惑』は光栄の初期作品で、後に『信長の野望』や『三國志』といった歴史シミュレーションで大成功するとは、この時点ではまるで予想できませんでしたね。
『慶子ちゃんの秘密』はアリスソフトが「チャンピオンソフト」という名称で活動していたころのアドベンチャーゲームです。パッケージは少女マンガっぽいイラストながら、実際のゲームはかなりタッチの違うグラフィックで、なかなか驚かされます(パッケージ裏で画面写真は確認できるので、パッケージ詐欺ではないハズ…笑)。
『早川愛美の~』はアダルトビデオ・メーカーの宇宙企画が制作したアクションゲームです。80年代には『リヨン伝説フレア』や『バルテュス』といったアダルト向けアニメ作品もリリースしていたことがある会社だけに、フロンティア精神が旺盛だなと感じます。
MSX turboR「FS-A1GT」本体です! これも当然、未使用品!! FDDのベルト交換くらいは必要になるでしょうが、これからturboRのファーストオーナーになれるというのはかなり心が躍りますよね。
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