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PC-8801 Mシリーズ&FA用 CMT互換ボードが発売‼【PC-8801MA2でテープゲームを遊ぼう!編】

PC-8801 Mシリーズ&FA用 CMT互換ボードが発売‼

《PC-8801Mシリーズ&FA用CMT互換ボード》

8001/8801テープゲーム愛好家の皆様こんにちは。かねてからSNSでお伝えしていたアイテムがついに発売になったのでご紹介を兼ねてお知らせします!

今回ご紹介するのは、日本でおよそ4人ほどが待っていた商品だと思います。

88用CMT互換ボード(キット版) 販売ページ

88用CMT互換ボード(完成版) 販売ページ

これが有れば、CMT端子が無い機種でも拡張スロットに取り付ければテープゲームが遊べるようになるのです。
さらに世界が広がりますね!(大袈裟…)

☆対応機種:NEC製 PC-8801markIIMR/MH/MA/MA2/MC/FA

開発のきっかけ

実はテープゲームを楽しみたい!という想いはFAを手に入れた中学時代にまで遡るのです。
中学生時代、両親を説得の末ついに手に入れた8801FAには当時大変満足しておりました。
近所のパソコン仲間のH君と毎日毎日イースを遊んでいた思い出が蘇ります。

H君のお兄さんは東京電機大学へ通う大学生。所有するパソコンは少し旧式のPC-8801markIISR(モデル30)でした。
H君も当然フロッピーゲームも遊んでいたのですが、所有しているソフトの多くはテープゲームでした。
8801用ソフトはもちろんの事8001用のゲームもたくさん所有していたので、貸してもらいたかったのですがFAにはCMT端子が無いため諦めてました。
あんなに最強の本体と思っていたFAにがっかりした記憶が有ります。
当時もCMT拡張ボードなるものがあったのですが(マニュアルにも載っていた)お金も無く断念したのです。

そんな経験が何十年もたった令和に蘇り、何としてもFAでテープゲームを遊んでみたいと思い立ったのがきっかけなのです。

そんな私のため(?)、レトロギアさんがわががまを聞いてくれたのです!

互換ボード完成!

上記のような経験があるから助けてください!とレトロギアさんに泣きつくこと数回、ある日何とプロトタイプ基板を作ってくれたのです。
これにはすごく感激し毎日88をいじっていたように思います。そして数々のテストの末、製品として発売することになりました。

セットアップ編

《取付用モデルはPC-8801MA2》

用意するものは以下の機器です。接続についても順を追って見ていきましょう!

対象の8801シリーズ本体セット、本互換ボード、データレコーダー、テープゲームソフト、取り付けに必要なプラスドライバー。
そしてテープロードの時間を待つ余裕ある時間と気持ちです。(笑)

①拡張スロットに本ボードを取り付ける

まずは、88の裏側にある拡張スロットのカバーを外します。(要プラスドライバー)そこに本ボードを差し込みます。

基板に足がついている方が下側なので気を付けてください。差し込み場所はほぼ中央です。
※基板はハーフタイプなので取付けに純正ねじは使用できません。実装には細心の注意を払ってください。

なお、MRでは付属のプラ製スペーサーの長さが足りません。実装には金属部分への接触が無いようお願いします。

②ケーブルを端子に差し込む

取り付けたボードの右側にあるミニDIN6ピンにケーブルを差し込む

③データレコーダーの各端子にピンを差し込む

レコーダーの各端子にピンの色や種類を確認しつつ差し込む。3本あるので注意です。

※スマホやミュージックプレイヤー用の端子も付属しているので
それらをお持ちの方はジャックに差し込んでください。

④本体のセッティング

今回はMA2での初期セッティングをご紹介します。その他の機種をお持ちの方はそれぞれの方法でセッティングをしてください。

まずは、本体のクロックスピードを8MHzから4MHzに変更してください。

そしてキーボードのPCキーを押しながら本体の電源をONです。

設定画面なったら88のBASICモードをV2からV1モードに変更してください。
そして今まで全く使わなかった設定「システムの立ち上げ」を”ディスク”から”ROM”に変更してください。
それで設定を保存して準備完了です。

アルフォスを遊んでみる!

全ての準備が終わったら早速テストをしてみましょう!

テストするのはエニックスさんの名作「アルフォス」です。(ゼビウス似の縦シューティングです)

さあ早速データレコーダーの電源を入れ、LOADボタンを押し、キーボードからLOAD”CAS:”と入力してください。
夢にまで見た(大袈裟)デーレコの読み込み音が‼
しっかりとアルフォスをfoundしてくれました。

接続ミスで一回目はERRORでした(;’∀’)

画面にOKと表示されたら準備OK。F5キー(RUN)で読み込みスタートです。
その後アルフォスを楽しむことに・・・難しいけど楽しいです。

ソフトによってはほかの起動方法もございます。
詳しいことはソフトのマニュアルに記載していますのでこれを機会にぜひご覧ください。

そんなCMT互換ボードはこちらでご購入いただけます!半田使いの方で88ユーザーな方はご検討ください。
取付実装は自己責任でお願いします。

また何かこんなものが欲しいというご希望がありましたら、BEEPまでリクエストをいただきたいと思います。

まずはキットの販売から行います!暫く経った後、製品版も作成します。電子工作が苦手な方は少しお値段は上がりますがご検討ください。
発売はBEEPのアカウントにてお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いします。

RF丸山

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