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【宅配買取】ATARIファンならマストアイテム!? 伝説の携帯機リンクス(LYNX)をソフト多数セットで愛知県豊橋市より買取いたしました

ゲームの歴史に興味がある人で「ATARI(アタリ)」を知らない人はいないでしょう。
世界ではじめてビデオゲームの専門会社として創業し、『ポン』の大ヒットでビデオゲームをアーケードに普及させ、『テンペスト』『マーブルマッドネス』『ガントレット』など先進的なデザインと優れたゲームの数々を世に送り出した偉大なメーカーです。
現在にいたるまでさまざまな変遷を経ていますが、そのブランド名は常に多くのゲーマーに愛されています。

さて、今回、愛知県豊橋市より宅配買取でお譲りいただいたものは、アタリが携帯型ゲームマシン・リンクスとソフトのコレクションです。
リンクスは1989年9月に発売され、「4096色表示のカラー液晶搭載」「グラフィックの回転、拡大・縮小機能」「ケーブル通信で8人同時プレイ可能」など、当時としてはかなりハイスペックなマシンでした。
その対価として「高価格(先行で販売されていたゲームボーイのほぼ倍の値段でした)」「本体が大きくて重い」「バッテリーの持続時間が短い」「サードパーティー(=ゲームソフト)が少ない」といったデメリットも抱えており、結果としては短い期間で市場から姿を消していったハードになりました。
日本国内ではデメリットの部分を大手ゲーム雑誌で強調されていたためにキワモノ扱いされがちですが、ゲームそのものにはかなり魅力のあるタイトルもあります。
決して万人向けではありませんが、かといって無視するのはもったいない“刺さる”ゲーム機ですよ。

まずはこの本体。91年に海外で発売されたリンクスⅡです。
初代の基本的なハードウェア性能をそのままに、本体サイズのコンパクト化や省電力化をはかったモデルで、液晶の見やすさや操作感も向上しています。


リンクスは左利きの人もプレイしやすいように本体の逆持ちができるボタン配置になっていて、画面の反転機能もあります。
縦画面のゲームも遊べるデザインで、この設計はバンダイのワンダースワンにも少なからず影響をあたえたのではないかと思います。(個人の感想です)

 

『スタンランナー』


「コインいっこいれる」「あショックウェイブ」などの奇抜な言語センスが印象的だった、アーケードのバイクレースゲームです。
ソリッドで未来的なデザイン、そしてスピーディーな画面処理はポリゴンによる3D表現でしたが、このリンクス版ではグラフィックの拡大・縮小機能をうまく利用してアーケード版の雰囲気を再現しています。

 

『ハードドライビン』


スタントコースも走れるドライビングシュミレーターで、これもアーケードからの移植です。アーケード版同様にフルポリゴンで制作されていますが、動作はハードの能力に差がありすぎて重めです。
ただ、インスタントリプレイや牛の鳴き声など、このゲームのファンが気にするポイントはしっかりおさえています。わざと事故を起こしてリプレイシーンを楽しむ…という味わい深い遊びもできるのがおいしいところです。

 

『スライムワールド』


スライムに覆われた惑星の探査をするアクションアドベンチャーで、メガドライブ版やPCエンジン(CD-ROM2)版もありますが、オリジナルはこのリンクス版です。
リンクスで8人同時プレイができる唯一のソフトで、やはり本場アメリカでもリンクスを持ったゲーマーが8人集まるのは難しかったんだな…と思いますね。(苦笑)

 

『カリフォルニアゲームズ』

西海岸で親しまれているアウトドアスポーツを題材にしたゲーム集で、「BMX」「サーフィン」「ハーフパイプ」「フットバッグ」と4種の競技をプレイできます。もともとはコモドール64やアップルIIといったPC向けに発売され、さまざまなハードに移植されたタイトルですが、このリンクス版が一番いい出来だと評価されています。(アメリカのゲーム雑誌「GameSpot」でも史上最高のゲームのリストに挙げられています)
各競技のプレイ時間は2分程度とコンパクトで遊びやすく、じつにリンクスにマッチした内容です。「サーフィン」プレイ時に流れるサーフ・サウンドは非常に軽快で波の音色も心地よく、一聴の価値アリ!

 

『RYGER』


テクモの名作アクション『アルゴスの戦士』の移植です。海外リリース時のタイトルが『RYGER』だったので、パッケージタイトルもそうなっているのですが、ゲームを起動すると表示タイトルは日本語で『アルゴスの戦士』になっています。
キャラクターのビジュアルやアクションを重視したせいか、ステージの表示が狭くなった感じはあるものの、操作性は快適でなかなか良好な仕上がりです。

 

『NINJA外伝』

これもテクモのアーケードゲーム『忍者龍剣伝』の移植ですが、こちらは海外タイトルのままです。見た目もアーケード版に近づけています。ゲームオーバー時に表示されるグラフィックも大きな一枚絵で頑張っています。
ステージクリア時の変なグラフィックが削られているのは容量の都合でしょうが、惜しいですね。

 

『ガントレット』


アタリを代表するアーケードのアクションRPGの移植で、アーケード版と同じように4人同時プレイができます。
ただ、プレイヤーキャラクターがアレンジされていて、もともとはファンタジー世界にふさわしい戦士やエルフ、ウィザードといった構成だったのに、サムライやパンクロッカー、オタク(NARD)と、めちゃくちゃなメンバー構成になっています。味わい深いともいえますが…。(笑)
リンクス本体を縦にして遊ぶので、プレイスタイルが奇抜に見えるのもポイントです。(このほかに縦画面で遊ぶのは『KLAX』だけです>豆知識)

 

 

【ちょっとトリビア】
『カリフォルニアゲームズ』はハイスコア表示画面は65536…が最高値と設定されていて、それ以上のスコアを獲得した場合はカウンターリセットされたスコア(獲得した点数から65536点が引かれたもの)が表示されるという不具合があります。

プレイ中には[84611]と表示されるのですが…

ハイスコア表示画面だと[19125]に…

ちなみにこの現象は「フットバッグ」だけで起こります。ほかのゲームではそんな高得点は出ませんし、フットバッグでもここまでのスコアを出すのはかなり難しいです。開発スタッフもそこまで極める人はいなかったんでしょうね…。(笑)

 

BEEPでは国内販売のハード&ソフトにかぎらず、海外で発売されたものでも喜んで買取いたします。箱や説明書がない、ソフトのみでもモチロンOK! 知識も腕前もそろえたスタッフが在籍していますので、安心してご相談ください。

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