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【宅配買取】『コミックスゾーン』『ジ・ウーズ』をはじめ、メガドラ末期のタイトルを岐阜県飛騨市より買い取りいたしました

「最近ゲームがつまらない、ハマらない」
そんな噂が飛び交ってるけど、それはソフトのせいじゃない
ハードに限界があったからだ
セガ・メガドライブ 16-BIT CPU搭載
限界のバリアをぶち破って 見せる! 迫る! 唸る!
ビジュアルショック!
スピードショック!
サウンドショック!

メガドライブ発売当時のCMでうたわれていたメッセージですね。
これはセガ・サターンが発表され、メガドライブがゲーム市場から退いていく時期にこそ実現したんじゃないでしょうか。
どんなゲーム機でも開発のノウハウが蓄積されていけば、ハード性能を限界以上に引き出したすごいゲームがあらわれますが、メガドライブはその傾向が顕著だったように思います。

今回、岐阜県飛騨市よりお譲りいただいたメガドライブのソフトコレクションはちょうど92年後半あたりからのメガドライブ円熟期~末期までのラインナップになっていて、「ビジュアルショック! スピードショック! サウンドショック!」の三拍子がそろったラインナップです。すばらしいです!

まずは『エイリアンソルジャー』!
ゲームを起動すると、タイトル画面に「VISUALSHOCK! SPEEDSHOCK! SOUNDSHOCK!」「FOR MEGADRIVERS CUSTOM」といった言葉が表示されます。「これこそメガドライブ! ってヤツを見せてやるぜ!!」という意気込みどおりのド硬派なアクションゲームです。武器の使い分けやパターンづくりなど、非常に戦略性が高く、ボス戦を中心としたスピーディーなステージ構成など、とことんアツい! 制作を担当したトレジャーの技術やアイディアが凝縮されていて、これを遊ばずにメガドライブのアクションは語れないんじゃないかとさえ感じさせます。

ホット・ビィといえば、ファミコンの『星をみるひと』やアーケードの『シュマイザーロボ』など、あまりパッとしない印象のゲームメーカーです。メガドライブで発売した『火激』や『キングサーモン』も、冴えないゲームの部類に属しています。ただ、この『鋼鉄帝国』は演出やパッケージングの妙がすばらしいです。スチームパンクを題材にしたビジュアルも惹かれるものがありますし、『鋼鉄帝国』という空想小説を題材にした映画を撮っている…というスタイルでパンフレットのようにつくられた説明書もスタイリッシュです。ゲームの仕上がりについてはちょっと粗い感があるものの、それをじゅうぶんに補える世界観を提示した稀有な良作シューティングです。

圧倒的なスピード感、ド派手な演出、クレイジーな展開…と、コナミの名作アクション『魂斗羅』をトコトン尖らせたのが『魂斗羅 ザ・ハードコア』です。コナミはメガドライブではあまり積極的なリリースをしていませんでしたが、その少ないタイトルの中でも突出した傑作を生んでいるあたり、大手メーカーの実力を感じますね。
ちなみに、パッケージや説明書のイラストは『A KITE』や『MEZZO』で世界的に高名なアニメーターである梅津泰臣氏が手がけているのもさりげなくポイント高いです。

『バンパイアキラー』はコナミの硬派なアクションとして人気の『悪魔城ドラキュラ』シリーズの外伝的な存在です。緻密にパターンを構築して進めていくタイプの内容で、『魂斗羅 ザ・ハードコア』とは対照的なスタイルながら、アクション好きなら惚れ込まずにいられない完成度の高さです。楽曲も非常に秀逸で「内蔵音源でこんな音を鳴らせるのか!」と驚くほどの荘厳な響きを聴かせてくれます。ヨーローッパ全体を舞台にしたことでシリーズの世界観を大きく広げたという功績もあり、かなりの重要作品ですね。

セガの代表的なゲームといえば『スペースハリアー』『アスターバーナー』『ゴールデンアックス』など、とても男っぽい世界観のものが多いですね。『ファンタジーゾーン』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』といったキャッチーなビジュアルの名作もあるものの、全体的なイメージとしてはポップな雰囲気ではないように感じます。そんな空気感のせいか、発売当時はあまり注目されなかった不遇の名作がこの『リスター・ザ・シューティングスター』です。幻想的なビジュアルや軽快な楽曲、数々の趣向を凝らされたステージのギミックなど、とても丁寧につくられた内容になっています。発売時期やプロモーション展開が違っていれば、今でも続いていた人気シリーズだったかもしれません。

アクレイムジャパンがメガドラ末期に発売したソフトは現在ほとんどがプレミア化していますが、その原因は流通量の少なさによります。アメリカのコミックやアニメ、プロレスなどが浸透する前にそれらを題材にしていたせいか、秋葉原でも一部のコアなお店でしか見当たりませんでした。しかもこの『バーチャルバート』(と『WWF RAW』)にいたっては発売日が1995年の12月31日! 大晦日ですよ! メガドライブが市場から去りつつある時期に、年末年始の一大商戦に乗り出す意気はよいですが、何でその日を選んだのかと担当を問い詰めたいレベル!!
なお、ゲームとしては特別ここがスゴイ!! …というポイントはとくにありません。(笑) ただ、レア度はとても高く、プレミアショックは半端ないです。

セガのメガドライブで最後に発売したソフトは1995年12月の『ぺぺんがペンゴ』ですが、その3か月前に出した『コミックスゾーン』と『ジ・ウーズ』は屈指のプレミアソフトです。
『コミックスゾーン』は純粋にそのゲームの魅力でメガドライバーが欲しがるものになっています。主人公はコミックスの世界に閉じ込められたという設定で、ステージはマンガのコマ割りされたページのようにあらわされています。フキダシになっているセリフ表示や、アクションに応じて出てくる「POW!!」「WACK!!」といったアメコミらしい擬音表現など、世界のつくりかたが抜群にうまいです。コマを飛び越えて移動したり、ページをぶった斬って敵を倒したり、ステージ(ページ)を外部から燃やされたり…といった演出も秀逸で、ほかの人のプレイを見ているだけでも面白いし、自分がプレイすればもっと面白い“すごい”ゲームになっています。

『ジ・ウーズ』は、スライム状のバケモノにされてしまった科学者が自らの姿を取り戻すために戦うアクションゲーム。自分の体の大きさがライフをあらわしていて、数値やゲージがないうえに、しかもグネグネと形が変わっていくというユニークなスタイルです。ただ、このゲームが人気を集めているのはそのゲーム内容ではなく、パッケージや説明書のデタラメさだったりします。
パッケージのオモテ面を見ても一体どんなゲームなのか、さっぱりわかりません。「独り用・チョメチョメゲーム」で、何が伝わるというのか…。(笑)


パッケージの裏面を眺めても、オモテ面を反転したデザインで、画面写真すらありません。
パッケージの背中を見ると、「裏に何かがあります。」と記載されています。ジャケットをケースから抜いてみると、リバーシブルタイプになっているんですね。


普通だったら、いかにもゲームらしいパッケージのデザインが用意されていそうなものですが、こっちもワケがわかりません。
(そもそもマトモな感覚だったら、最初に見えるほうを普通のデザインにして、隠されているほうで遊びますよね…)
専門誌であるセガサターンマガジンの編集長まで引っぱってくるこの悪ノリ!!


カートリッジのデザインには、柿本人麻呂や額田王の歌が引用されています。なぜ唐突に万葉集なのか、パッケージとのギャップも含めてワケがわかりませんね。でも、この程度で終わるほど『ジ・ウーズ』はヌルくありません。


取り扱い説明書の表紙も素っ気なさすぎて、怪しさ満点です。


そしてやっぱり…という。(笑) 詳細は持っている方のお楽しみ…ということで割愛しますが、こういうやりたい放題のお遊びは移植されないところで、オリジナルの強みですね。
国内版の生産本数は800本とメガドライブで一番少なかったとセガ公式でも語られていて、なかなか見かけないタイトルですが、メガドライバーならいつかは実物を手にしてその遊びっぷりを体験してほしいと思います。

レトロゲームとはいっても、当時の情熱が注がれたゲームたちには、ただ懐かしいだけでない面白さがあります。
BEEPではそうしたゲームの数々を大切に受け継いでいきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。

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