本日は北海道の函館市より、特製ゲーム&ウオッチ『スーパーマリオブラザーズ』をお送りいただきました。
今回のお客様は当時キャンペーンに参加して見事手に入れたということで、腕を磨いた思い出と共に大切になさっていたのか非常に良い保存状態でした。
そう、このスーパーマリオブラザーズはゲーム&ウオッチの中でも数少ないキャンペーンアイテムであると同時に、シリーズ後期開発のために完成度の高いアイテムでした。
こちらは1987年10月発売のディスクシステムソフト『ファミコングランプリ F1レース』での上位入賞者と、参加者の中からの抽選で配布された非売品となります。
同作はその名の通りF1をテーマとしたレースゲーム。
「ディスクファックス(ディスクファクス)」機能を利用することで、ユーザー同士がタイムトライアルを競うことができました。
ディスクシステムのマスコットキャラであるディスくんのケースも貴重ですね。
ゲーム内容は、ファミコン版のコンセプトを液晶ゲームへと落とし込んだものでした。
ゲーム&ウオッチの後期にあたるため画面上の表現は大きく進化しており、初期のゲーム&ウオッチの感覚でプレイするとびっくりしますよ。
同じ内容のものは海外でのみ販売されましたが、本体形状は異なります。
実は弊社のデスレースまさおも、当時この『ファミコングランプリ F1レース』ランキングに挑戦したということで、その思い出を聞かせてもらいました。
――どんなきっかけでランキングに挑戦したのですか?
まさお:『F1レース』以前のディスクファックスでランキングなどを楽しめるソフトは『ゴルフ JAPANコース』と『ゴルフ USコース』くらいだったんです。当時自分は小学生でしたので、やっぱりそんなに興味はありませんでした。ですがこの『F1レース』なら自分も参加できる!と、頑張ってプレイしました。やはり全国のユーザーと競えるという事実に燃え上がりましたね。また、友人が『ゴルフ USコース』に参加して、抽選で『パンチアウト(マイクタイソンがいないタイプ)』が当たっているんです。「こんな豪華な賞品なのか!」と俄然意気込んで挑戦しました。
――上位入賞したのですか?
まさお:いえ、抽選のラッキー賞という扱いでもらえたんです。ゲーム内のレベルが4つあり、それぞれで上位入賞者と抽選でもらえる数が決まっていました。一番簡単なレベル1に多くの参加者が集まっていましたね。小学生の腕では上位に入るような猛者に太刀打ちできないし、人数も多くて当たる確率も低そうだなあと。そこで自分でもクリアできる難易度で、なおかつ人数がそんなに集まっていないレベル3で応募することを決めたんです。
――むちゃくちゃ計算高い小学生ですな(笑)。
まさお:(笑)記録を作った後、デパートのディスクファックスで応募し、その数ヶ月後に任天堂から順位結果が届きました。凄く下位の方でしたが、やはり競争率が低かったのか、ラッキー賞で今回の『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』が当たったんです。そりゃもう友達に自慢しましたね。すでにファミコンの豊かな表現が可能になったあとでしたので、ゲーム内容にかなり差は感じました。それでも「がんばってゲーム&ウオッチで『マリオ』しているなあ」と思いましたね。ちゃんと画面もスクロールするんですよ。日本で販売した白黒液晶のゲーム&ウオッチでは珍しいはずです。でもゲーム&ウオッチ全盛期のように「外で遊ぶ」ことはできず保管していました。持ち運んで遊ぶ『マリオ』はゲームボーイが出るまで待つことになります。
――今もそのゲーム&ウオッチは持っているのですか?
まさお:ばっちりとってあります。もちろん今でも動きますよ。
――いつでもお買取りお待ちしています。
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