FS-A1STの標準メモリは256KBとMSXシリーズでは破格のメモリを積んでいますが、それでもメモリ不足を嘆く声をよく耳にします。
そこでこの度、A1STのメモリを512KBにパワーアップする 【FS-A1ST 増設メモリ組み込み】サービスをBEEP通販にて受付開始いたします。
これを組み込めばノーマル機の2倍のプログラムが書けるようになりますよ〜。
今回は【FS-A1ST 増設メモリ】の組み込み過程を紹介したいと思います。
こちらが今回メモリを増設する本体になります。
では、早速やっていきましょう。
まずは、分解していきます。
本体裏 赤矢印 裏からカバーと基板をとめているネジ7本を外します。
次にカバーを外します。
カバーを外す際にカバーとマザーボードがケーブルで繋がっているので気をつけて外します。
★ポイント★
爪が硬いので、ヘラを使うと良いでしょう
カバーが外れたら次はキーボード・FDDを外します。
キーボード・FDDは両方ともフレキシブルケーブルで繋がっているので注意します。
次にマザーボードを外したら、いよいよ組み込みます。
まず、右下あたりにあるC138とC140にセラミックコンデンサを実装し その後ICソケットをIC31とIC33に実装します。
小さい部品があるので無くさないよう気をつけます。
続いて、チップ抵抗をR55に実装して 裏面のR229にも実装します。
次は表面に戻って抵抗をR41に実装します。
最後にD-RAMを実装したICソケットIC31とIC33に実装します。
これで組み込みは完了です。
元通りに組み直して動作確認します。
電源を入れて立ち上げ時の表示が256Kから512Kになっていれば成功です。
以上で【FS-A1ST 増設メモリ】の組み込みは完了です。
今回の【FS-A1ST 増設メモリ組み込みサービス】は下記からお申し込みいただけます。
FS-A1ST用 256KB増設メモリ組み込みサービスはこちら
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追記:
本サービスを施工したお客様から、
「メモリ増設を機に本体をメンテナンスしたい」
というお声を多数いただきましたので、今回ご紹介したFS-A1ST に限り、組み込み時にオーバーホールも施す保守プランもご用意しました。
主に故障しやすい部分に絞った保守・交換がメインとなりますが、6ヶ月の動作保証をお付けしますので愛機を末長く使いたい方は是非ご検討ください。
MSX[FS-A1ST] FDDゴムベルト交換&オーバーホール&FS-A1ST増設メモリ組み込みはこちら
また、故障本体への施工をご希望の場合、まずは正常動作する状態まで修理する必要がございます。
ご希望の方はお手数ですが、下記のフォームより個別にお問い合わせください。