台風が過ぎ去ったと思ったら連休の週末にまた台風が、と一難去ってまた一難な日々が続いております。せっかく立てていた旅行プランがキャンセルになってしまうという事態にも見舞われましたが、喜ばしいことがありましたのでご紹介します。
こちら大阪府堺市への出張買取にてお譲りいただいたパソコンハードの一部。暗所で撮影したからか、ややボヤーッとしておりますがコレで一部なんです。
写真には収まりきらないほどのダンボールに入った本体から、デバイスからソフトまでずらりと勢揃いしておりました。(あまりにも多すぎて写真をとっても、ダンボールの山にしか見えないので割愛いたしました)
普段はここまで海外ハードが揃うことはないため、PC担当スタッフ一同も大興奮の仕分け作業となりました。
紹介したいものが有りすぎるというBEEP的にかなり美味しい状況。もはや頭もお腹もいっぱい過ぎてパンクしそうですが、特に目を引くものがございましたので独断と偏見で取りあげてまいります。
まず、こちらの2台。Franklin製のAppleⅡコンパチ機、Ace 1000(写真右)になります。AppleIIのコンパチ機は数あれど、このFranklin社のAce100シリーズは大々的にデビューした初めてのコンパチ機であるとともに、APPLEから告訴された初めてのコンパチ機として有名ですね。
写真左は本家AppleIIですが、ほぼ同性能のこの2台で所有していたということは、もしや使い分けていたんでしょうか?
「警告などガン無視じゃい」という感じで、AppleⅡのドライブがAce 1000に繋がれています。この心意気素敵だと思います。
中身が気になる方もいらっしゃると思いますので開けた写真も数枚載せておきます。
このAppleⅡが初めてのPCデビューだったなんて方もいらっしゃるかもしれませんが、私はBEEPに入るまで実物を見かけることは有りませんでした。ですから依頼いただいた際にはもう色々と写真を撮っておきたくなってしまいました。
ぜひとも起動させた際のカラーグラフィック表示が可能な1枚も撮影しておきたかったんですが、残念ながらうまく起動しなかったので撮れず・・・。
つづいてAppleⅡの後に販売されたLisa1を改良したMacintosh XLになります。Lisa1は当時販売価格が約230万円で、XLは90万程度。改良された上に半額以下で買えると言っても、かなりの高額だったため全く売れませんでした。
その後はSun Remarketing社が在庫を引き取り、Macマシンとして再買取され再販されたという経緯があります。
ちなみにご依頼者様はLisaに対して思い入れが強い方のようでしたので、「今では標準的とも思えるマウスでの操作だけど、当時はかなり衝撃的だった。」ということなど当時の思い出を熱弁していただきました。
自分はマウスで動くことが普通だったのでそういった衝撃を受ける経験がないのですが、その当時の話を聞かせていただけると新たな発見があり嬉しいものです。
お次は。ある意味AppleⅡの兄弟機とも言えるCommodore PET 2001の後継機、4000シリーズの「PET 4032」になります。PET 2001の発売3年後にリリースされ、同じCPUを同じ速度で実行しているんですが回路が改善したことにより実行速度がとてつもなく向上しました。
金属製の頑丈なケースに入っているということもあった為か、学校での導入が決定され大量購入された1台ですね。ちなみに「PET」という名称はヨーロッパでは既に商標登録されていたので使用できず生産途中で「Commodore Business Machines」の頭文字を取り「CBM 4032」が略称になったんです。
最後のこれを撮影中、通り過ぎるスタッフが「iMacだ!」と言いながら駆け寄ってきましたが、違うんです。こちらはe-oneというソーテック社の1台。Windowsが動作するiMacということで界隈で話題になりましたが、こちらも即座にAppleから提訴され販売停止となった機種です。
と、ややいわく付きのお品物ですがBEEPではもちろん大歓迎です。ぜひ1度ご相談くださいませ。
BEEPでは国内外を問わずパソコンの買取を承っております。
買取方法は今回のような全国どこでも無料の出張買取をはじめ、ご自宅から売りたいPCやソフトを段ボールに詰めてお送りいただく宅配買取、直接秋葉原の店頭へお持ち込みいただく店頭持ち込み買取がございます。
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