【出張買取】PC-9801RX2、9821APなど98シリーズ多数を千葉県野田市のお客様よりお譲りいただきました

先日は千葉県野田市にお伺いし、PC-9801シリーズとその後継機のPC-9821シリーズをお譲りいただきました。

1980年台に発売し、家庭用としてもビジネス用としても幅広く活躍した言わずと知れた国民機ですが、今回は中でもぱっと目を奪われてしまう可愛いらしいPCをご紹介したいと思います。

PC-98シリーズの一体型だとキャンビーが多くのご家庭で愛されていましたが、こちらはそれより5年以上前に登場した98シリーズ初のモニター一体型PC-9801CV

10インチモニターで、とてもコンパクト。上に取っ手があり、持ち運びもできるんです。

キャンビーの他に一体型PCで思い浮かぶのはMacintosh。初代はCVよりも4年ほど前に発売された先輩で、形が似てます。同じ一体型ですし。ぶっちゃけMacintoshの方がオシャレ()一部ではCVがマネキントッシュなんて呼ばれてたりしますが…。初めてカラー表示になったのはColor ClassicでCV発売の5年ほど後です。カラー表示一体型はCVの方が先輩なんですよ!

そして、なんと起動も確認できました。

1988年発売ですので30年以上の時を経ていますが、こういったブラウン管一体型につきものの画面の乱れもなく映っています。FDDも良好で3.5”版ザナドゥが立ち上がり音も問題ないなど、正常に起動する98CVを見るのは随分と久しぶりな気がします。

次にPC-9801UVPC-9801UFキーボード一体型のPC-CLUB(PC-286C)

PC-CLUBはモニターを繋げばすぐ使えるという手軽さ。3台ともFDDは3.5インチ。3.5インチ機は拡張性は低かったんですがそのかわりにFM音源がデフォルト&コンパクトなのが特徴。見た目もぎゅぎゅっとしていますね。

VMの登場以降色々なゲームが移植され、ホビー機としてもポジションを確立したPC 98シリーズ。お父さんが仕事で買った98VMでイースや信長の野望ができるようになり、ニヤリとした方も多いんじゃないでしょうか(はい、私です)。
同じNECのホビー機で当時の花形、PC88との違いはまぁスペックとかあげると色々あるんですが、個人的に一番大きいのは3.5インチFDD搭載機を展開したところだと言いたい!この頃はMSX2が台頭していたものあり、3.5インチ&省スペース化により98もホビーユースとしての需要が一気に広がりましたからねー。

一緒に買取させていただいたPC-9821AP/M2と並べると、UVがとても可愛く見えてきます。

 

現在でもより小さく、より軽く、より薄く技術が進歩していっていますよね。もちろん、ご紹介したPC以外にもコンパクトをうたっているものでもっと古いものはありますが、その歴史の一部が目の前に…なんて、なんだか感慨深いものがあります。

 

PC-98シリーズは、国立科学博物館の重要科学技術史資に「最も普及した16ビットPC」として記される程にパソコンの歴史を語る上で外せないシリーズです。そんな歴史的なレトロPCをお持ちではありませんか?出張買取も承っていますので、整理をお考えの方はお気軽にご相談ください!

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