ファミコンやあらゆるパソコンにて発売されたドアドアですが、このPC-8801版がオリジナルです。I/Oの読者投稿プログラムで名を馳せた中村光一氏の出世作にて、代表作の一つです。
ルールは単純で可愛らしいチュン君を操作し、画面上にいる敵をドアの中に全て閉じ込めたらクリアになります。やはりアーケードゲームを数多く移植してきた中村氏の作品だけあり、同じ受賞作のゲームと比べてみてもキャラクターやゲームシステムはかなりアーケードゲームに近い作りをしていますので、今遊んでも十分楽しめます。
この後に改良版として発売されたmkIIの方が完成度は高いので今から遊ぶとなるとmkIIの方がオススメです。個人的にはPC-6001mkII以降のドアドアmkIIが一番良く出来ているんじゃないかと思います。また一番出回ったファミコン版もmkII準拠ですのでこちらでも十分に楽しめます。
こちらがドアドアのパッケージ。第1回ゲーム・ホビープログラムコンテストの準優勝作品で賞金50万円が出たとパッケージに誇らしげに書いてあるのが特徴的ですね。ちなみに優勝の100万円は「森田のバトルフィールド」が受賞しています。
また箱裏に初版と再販版の見分け方があり型番が102-13-10とあれば初版、E-G00Xとあれば再販版だそうです。今回ご紹介したドアドアは初版になります。