栃木県取手市のお客様より、レトロパソコンを出張買取させて頂きました。
ローズレッドのX1Cから、PC-88VA3、FM77AV40と、シャープNEC富士通御三家勢揃いでお譲りいただきました。
まずはNECのPC-88VA3とPC-9821Cx13ですね。VA3は悲運だったとよく言われますが、買取でよく見かけるせいか、実は結構売れてたし人気だったんじゃないかな?と思ってしまうのですがまぁそんな訳もなく、当時を思い返してみると周りの知人で持っている人は誰もいなかったですねぇ。実際、性能自体は本当に悪くないんですよね98との互換もあって遊べるゲームの幅も広いですし。同時期にX68000が居たのは運が悪すぎたのですけど。
PC-9821は98の上位互換として出たシリーズです。こちらはデスクトップ型の中の98MULTi CanBeのCx13ですねOSはWindows95でスロット3つの内1つには最初からTVチューナーが付いて、さらにインストールソフトウェアも豊富と、何でもできるCanBeの名前に恥じないモデルでした。Windows95が出た当初の熱狂はテレビでもやっていたりと、本当に熱に浮かされたような狂乱でした。自分も浮かされていた訳なんですが本当に今考えると何かに取り憑かれていたんじゃないかって思ってしまいます(笑)
続いては富士通のFM77AV40、FDD2台が標準装備になり(AV20では20-2でないとFDDを増設する必要がありました)262,144色という途方もない数字を表示可能になったりとかなりの進化でした。TOWNSが出るぎりぎりまで77AVはマイナーチェンジを行っていましたね。FM-7ユーザーだった富豪の細屋君に『Oh! FM』だけは毎号読ませてもらっていましたねー活字とパソコンに飢えていたので、何とかそれを癒そうと躍起になっていました。
そしてシャープのX1CとX1turbo model40!どちらもモニターも一緒にお譲りいただいています。
X1CはPC-6001やFM-7のようにキーボード一体型のモデルでした。このローズレッドが他のメーカーのマシンに無い高級感に溢れていて憧れましたね。実際の購入はX1Gのブラックまで後になってしまいましたが、強く印象に残ってるカラーですね。
そしてそして、買ってもらえなかったX1turboシリーズの一つmodel40です。model30からテレビ制御機能を一部削除し代わりにかな漢字変換用辞書データを強化してmodel30から少しだけ安くなったビジネスモデルです。ビジネスモデルという事で本体カラーもオフィスグレーのみでFDDやボタン周りまでキッチリグレーになっている黒い部分が殆どないX1です。今回の本体は前面パネルが取れちゃってますが、もちろんここもグレーです。
これだけ本体が多様だとソフトも大量にありましたが・・・残念ながらこちらは全てパッケージを捨ててしまったということです。
電波新聞のバーニン’ラバーやX1turbo版のハイドライドなど普段あまり見ない希少なタイトルが多いだけに悔やまれます。
この時代のパッケージって大きくてかさばりますが、極力捨てずにとっておきましょう!
BEEPではこういった国産御三家などのメジャーなものはもちろん、タカラのM5やバンダイのRX-8といったマイナーなホビーパソコンから海外ハードに到るまでレトロPC全般を積極買取しております。年末の大掃除で重いPC本体の処理にお困りの方も是非ご相談くださいー。