2016年に発行されまして、再販希望の多かった流線堂様(サイトはこちら)の同人誌『PONGはどうやって動く?』が再版されました!(商品ページはこちら)
「それは『ポン』から始まった」という言葉もある程ビデオゲームの歴史において非常に重要な存在の「『PONG』。その中身を徹底解析! 他にも2015年に開催された「ALL ABOUT マイコン BASIC マガジン」、「レトロゲームアラカルト」のイベントレポート等盛りだくさんの内容となっております。
『PONG』の背景から外装の所感が載っています。コンピュータゲームの誕生について始まりをどこにするか、という問題は諸説ありますが汎用マシンで動作するものとしては『スペースウォー!』が挙げられます。そこから発展させ商業利用に使えないかと考える者が現れ『コンピュータ・スペース』が考案されます。残念ながらインカムが伸び悩みそこまでの広がりは起こりませんでしたが、その『コンピュータ・スペース』の製作者のノラン・ブッシュネルこそ、後にジョブスも所属していたアタリを創設する人物で、彼はそこでアラン・アルコーンというエンジニアに製作を命じ『PONG』を作り出し大ヒットさせます。
ここにも書かれていますが、『PONG』は世界初のビデオゲームでも世界初の商用機でもありません。しかし、ビデオゲーム産業の出発点は間違いないなく『PONG』です。だからこそ気になりますよね、出発点の中身がどうなっているのか!
次ページからは中身の徹底解析が始まります。本書を読んで始めてCPUが搭載されてないことを知りました。まだ成功するかどうかも分からないからか、徹底したコストカットが行われ、ある種洗練された機構になっているんですね。
ポン基板の中で一番難しい部分はボールの表示だったんですね、カウンタ周期をずらしてボールを動いているように見せるとは……凄い。他にもポンのあれやこれやが徹底的に解析されちゃってます!
弊社も参加させていただいている。『ALL ABOUT マイコン BASIC マガジン』の非公式イベントレポートページです。部ごとに分けられて簡潔に纏められていますねー整理券の写真など、小ネタの写真も挟まってテンポよく会場の雰囲気が分かるページとなっています。
イベントに登壇してます古代さんのCD-BOXや山下章さんの同人誌に関しましても取り扱っておりますので、よろしければこちらもどうぞ。
こちらのイベントは今年も夏に大阪で行われますのでよろしくお願いいたします!
写真畑のページには今ではめっきり見なくなってしまったスマートボール店やデコゲーが紹介されています。写真を見ていると現地へボールを弾きに行きたくなってきます。
資料性の高いPONGの中身から興味深い気になるあのイベントレポートまで、内容盛りだくさんで楽しめる同人誌のご紹介でした!
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(中村エリクサー)